海女

日時:2021年2月11日 木・祝 14:30 18:30
場所:Half Moon Hall(下北沢・東京)

作・振付・作曲・作詞・美術・出演:なかええみ
原作:能楽「海人」

篠笛・太鼓 山口幸子
篠笛・笙  熊谷裕子
歌 岩田京子
津軽三味線 横田匡
龍笛 中村香奈子
染め 小渕裕(今回の染めについて

企画協力 大和絵奈 「上演へ向けて〜伝説と『海女』 大和絵奈
収録協力 泉邦昭(株)アレイズ
広報撮影 MIWAKATOH
広報メイク 石井昌代
協賛 やまつみわたつみ 美竹遊民舎

小道具協力 押田直子(「龍の珠取り」)
アクセサリー 福島佳代子(「龍の珠取り」)
協力 びわ湖真珠 神保真珠商店 (「龍の珠取り」)日髙恵梨子 藤代桜 ハーフムーンホール

<創作ノート>
新しい風を感じた時に 私はどうするだろうか…
「新しい年に自らの世界に泳いでいけますように」
旧暦の大晦日の上演。新年に向けての希望を私もみたい。
命の如く龍の舞を 人魚の泳ぐ姿を 海女の決意と 浸透する声、音の響きを

創作日誌 こちら

「海女」稽古風景

<演目>

・龍の珠取り <パフォーマンス 太鼓+篠笛+うた>

・白玉 <うたと踊り>

・竜宮 <篠笛+津軽三味線>

・朝焼け <笙と舞>

・紐舞「龍」 <太鼓+津軽三味線+舞>

・『海女』 <龍笛と芝居>

・人魚 <篠笛と舞>

■見どころ テーマ
いのちの流れの中にある限られた わたしの命。
大きないのちに揺さぶられる わたしの命。
能楽「海人」を元に、ひとつひとつの命のエールにと新作『海女』を発表する。舞、ダンス、うた、一人芝居の全7曲の70分。
身体表現パフォーマーのなかええみの身体感覚が走る「龍の紐舞」、水に舞う「人魚」。全編『海女』につながるパフォーマンス


滋賀県周辺への取材を経て、書き下ろされた新曲と台本。取材日誌こちら

うみに揺れよう いのちに揺れよう…
長らえる命を差しおいて 己の命(めい)へ向かう悦び。

■「海女」ものがたり
 竜も羨む白玉をめぐる話。 女の浦里に白檀の香りをまとい山から男が降りてくる。
男は海女を探す。一人の女が「海女は湖(うみ)に仕える」
と返答するが、揺るぎない男の様子に「名笛を鳴らせば、
闇の中で白玉は光る、私こそ海女」と伝える。
海女自身も白玉に憧れていたことに気づく。
そして迎える新月の夜、海女はあることを男に託し闇の湖へ。


●ご感想●

・なかええみの凄み!見せていただきました!すごい!美しい!それだけです。言葉にならないものを受け取りました。まだ感動が続いています。

・興奮した。パフォーマンスを超えている!驚きました。

・圧巻でした!荒びと和み、緊張と弛緩、緩と急、リズムとメロディ・・・
 全ての動きが1つの身体から繰り出される。眉間から、つま先の方向、足の親指の上下まで、全ての筋肉が脳によって制御されて見事に動き、その動き見ている人の脳がシンクロして心を揺さぶられる。なんて素晴らしい!益々多くの方々に感動を!

・もう一度も 繰り返しも見たい身体表現。見事としか言えない。

・身体のうねり、そして美しさ。磨き上げられた肉体から発せられる妖艶さ。

・激しい縄を使った踊りには肉体の限界に挑戦する覚悟や凄みが感じられ、胸に迫ってきます。

・海女が水中を潜り泳ぐ姿にはうっとりする美しさもありますが、身体の動きで表現したい「海」というなんともいえない神秘性まで伝わってきます。素晴らしい動き。

・周りの楽団の素晴らしさ。

・海が見えました。海の匂いも画面越しにやってきました。何か奥底にあるものの扉を全開させて イマジネーションを提供してくれた。感謝。

・暗闇に出てきた時のオーラに鳥肌が立ち、それから身動きできなかった。

・楽士のみなさんも、白檀の君の龍笛も素晴らしい。達者な舞台!

・曲の調べに涙が出た。素晴らしい演奏。

・最後の挨拶にも感動した。これからもずっと追いかけたい。

・えみさんが発光している。人が光り輝く、本当に驚きです。光そのもの、希望を実存で見せてもらった。

・紐舞に驚愕した。ブレない軸。

・歌の緩急、動きの緩急、見事。

・身体のなかええみ と思われているけれど 歌、声が本当に素晴らしい。
身体性を感じさせるセリフの選び方、質感、、歌の響き、素敵です。

・声に乗っている。言霊を感じる。

・歌の愛おしさ。

・見た方がいい。多くの人が出会った方がいい、この時代に生きているなら。

・企画・制作もしているのですね、、、本当にお疲れ様でした!

・よくここまで、能楽の「海人」を超えて書きましたね。驚いています。

<たくさんの言葉をありがとうございます。儚い肉体の動きでの表現、は時に怖さも伴いますが、志をも表現できる様にがんばります! えみ>